「怪しい来客簿」(色川武大)を読んでみたら、若いころ感じたことを思い出した

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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大好きだけれど不思議な作家だな、と思う方が二人いる。
一人は内田百閒、もう一人は色川武大だ。

怪しい来客簿』  色川武大

色川武大には、「狂人日記」のような恐ろしい小説もあるが、
この短編集「怪しい来客簿」もかなり不思議な小説である。
さらにこの作家は、『麻雀放浪記』の阿佐田哲也としても知られている。

久しぶりに『怪しい来客簿』を手にして思い出した。
約束した来客がこちら向かってくること、電車の中でつり革などにつかまって近づいていることを想像すると「怖い」という。

まだ若い頃、これを読んで、不思議な感覚だなあ、と思った。
そして間もなく、この本の中に書いてあったというのを忘れ、
ただ、約束した来客が向かってくるのを想像すると「怖い」というその言葉だけが心に残っていた。

そして、久しぶりに読んで、
ああ、色川氏の小説の中にあった言葉なのだ、と思い出した。

同じく関東平野に育ったので地面というのはどこまでも平だと思っていた、という意味の記述も、同じく関東平野に育った者としては納得がいった。

微かな怯えて、心とかお腹のどこかに張り付いてくるような感覚、それが不思議に懐かしくて、手に取らずにはいられない。そんな小説なのかも知れない。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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