自然が多い若場台は子育てファミリーにも人気ですが、退職後の老夫婦が若葉台でゆったり暮らしたいと移住する例も・・・!
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています 。

先日テレビをボーッと観ていたら、いま高齢者の中に一戸建ての家を手放して、駅近の便利なマンションに引っ越す人が増えているそうです。理由は歳をとると、一戸建ての管理が難しい、買い物が遠いなどの理由によるものです。
ところで、この前、
若北サロンという月一回の集いの会に呼んでいただき、若葉台について話す機会がありました。
6年ほど前出した、拙著「若葉台団地夢の住まい、その続き」の中でも触れたことがありますが、それは若葉台は「循環型社会」ではなく、「並立型社会」なのではないかということです。
多分、当初、団地住民が高齢になって姿を消し、次々と若い人が入ってくるという循環のイメージがあったと思います。
水の循環のように、矢印で図示されたものを見たときはちょっとショックでした。そのときから、本当にそんな風に進むのか・・・などいろいろ考えていました。

循環型でなく並立型へ
若北サロンで、そのことについて改めて考える機会を頂いたようです。
「循環型」ということですが、今なんとなく感じるのは、若葉台が、「循環型」でなく、「並立型」社会になりつつあるのではないか、ということです。そして団塊世代前後の人があと少し健康に過ごせれば、これから10年くらいはこの傾向が続くのではないかと。
きっと開発当時、最初の住人たちはある期間ここに住んだあと、一戸建ての家などに引っ越すのではないか・・・というようなイメージがあったと思います。当時そういう住み替えは割に一般的でしたから。
けれど、若葉台が特徴的なのは、あまりにも住みやすくて引っ越していく人をほとんど見かけないことです。しかも、高齢化率50㌫を超えても、要介護率が全国屈指の少なさです。それを不思議に思い、国の内外から大勢の人が見学に訪れます。
住民の傾向としてきっと、意欲的で趣味を持ち前向きに生きている人が多いからでしょう。団地内に自然林が残っているため、散歩の場所にも事欠きません。スポーツや趣味のための施設もそろっていて何歳になっても生活を楽しめます。
これでは若葉台から離れられませんね。笑
そういうわけで現在の若葉台は、どんどん新しい人と入れ替わる、というイメージとは少しずれがあるようです。
イメージ通りではないにしろ、やはり空き部屋が少しずつ出てきているのかも知れません。そういうお部屋はだいたいすぐに子育てファミリーの方が引っ越してきてくれて、もともとの住民みんなで大歓迎となります。

中心に広場のあるまちは珍しい
若葉台は自然が多く、街のまん中に商店街、銀行、病院、カルチャースクールなどがありとても便利です。さらに商店街の中心には、広場があり、そこでいろいろな催しが開かれます。
みんなと繋がれる場所や、その機会が数多くあること、それが若葉台をこの上なく居心地良い場所にしています。
そしてさらに、数十年間のあいだに熟成された市民社会をつくり出していて、できれば皆さん、最後までここに住み続けたいと願っています。
子育てファミリーは子どもを自然の中で伸び伸びと育てられ、高齢者も散歩したり買い物や趣味にも便利なので、できれば高齢者施設などに入らず最後まで住み続けたいと願っています。
こんなまち、ほかにあまりないかもしれません。

高齢者が引っ越してくるケースも
また若葉台が住みやすい便利なまちと知って、高齢になってから一戸建てを売り、若葉台に越してくる方もいます。
近くの住宅地に住んでいた私の知人も、夫をなくしたあと、
「一戸建てはさみしい」
「夜、ひとりでいると音がしたりして怖い」
といって、中央の賃貸住宅に引っ越してきました。
また、若葉台住民が高齢になった親御さんを心配し、若葉台に呼び寄せている方もいます。さらに独立した子夫婦が近くの棟に住んでいる、などのケースも。
まさに今若葉台は、多世代「並立型」のまちになっているのです。
それだけ住みやすいまちなのでしょう。
そして2025年問題が現実になったいま、身構えていた人も少し肩の力を抜いて、最小限の助けを借りながら、このまちで自分らしく生きていこうとしています。
静かな決意という感じでしょうか。。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。











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