横浜若葉台(若葉台団地)は、「循環型」でなく「並立型」社会になってるようです
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています 。

いま高齢者の中に一戸建ての家を手放して、駅近の便利なマンションに引っ越す人が増えているそうです。理由は歳をとると、一戸建ての管理が難しい、買い物が遠いなどの理由によるものです。
この前、若北サロンという月一回の集いの会に呼んでいただき、そこでいろいろ若葉台について話す機会がありました。
5年ほど前、「若葉台団地夢の住まい、その続き」という本を書いた時にも、そのなかで触れたことがあります。それは「循環型社会」ということについてです。たしか理想として、団地住民が高齢になったら引っ越しその他で少なくなり、次々と若い人が入ってくるというイメージだったかと思います。
それを水の循環のように、矢印で示された図を見たときはちょっとショックでした。そのときから、他の言葉がないものか・・・などいろいろ思っていました。

循環型でなく並立型へ
若北サロンでも、気になっていた「循環型」ということに触れました。少し前まであいまいでしたが、今なんとなく感じるのは、若葉台が、「循環型」でなく、「並立型」社会になっているのではないか、ということです。そして、あと10年くらいはこの傾向が続くのではないかということです。
きっと、団地の開発当時は、最初の住人たちはある期間ここに住んだあと、一戸建ての家などに引っ越すのでは・・・というようなイメージがあったように思います。
けれど、若葉台があまりにも住みやすくて、引っ越していく人はほとんどいません。しかも、高齢化率50㌫を超えても、要介護率が極端に低く、国の内外から見学に来るほどです。
きっと、意欲的で前向きに生きていて、健康に気を配る人が多いからでしょう。また、自然が多く、スポーツや趣味のための施設もそろっていて何歳になっても生活を楽しめます。まあ、皆さん当分は若葉台から離れられそうにありません。
そういうわけで、どんどん新しい人と入れ替わる、というプランは達成できていないのです。けれどやはり、少しずつではありますが、空き部屋になることもあり、そういうところには、子育て中のファミリーの方が引っ越してきてくれて、もともとの住民みんなで大歓迎します。

中心に広場のあるまちは珍しい
若葉台は自然が多く、街のまん中に商店街、銀行、病院、カルチャースクールなどがありとても便利です。さらに商店街の中心には、広場があり、そこでいろいろな催しが開かれます。
みんなと繋がれる場所や、その機会が数多くあること、それが若葉台をこの上なく居心地良い場所にしています。
できれば皆さん、最後までここに住み続けたいと願っています。そして若葉台はこの数十年間のあいだに熟成された市民社会をつくり出してきました。
そんなわけで、自然の多い環境の中、子育てファミリーにとっては子どもを伸び伸びと育てられますし、高齢者も散歩したり買い物や趣味にも便利なので、できれば高齢者施設などに入らず最後までここに住み続けたいと願っています。
こんなまち、これまでにあったでしょうか。

高齢者が引っ越してくるケースも
また若葉台は、中央の一番便利な場所に何棟か賃貸住宅があります。ここに高齢になった親を呼び寄せている方もいます。また、独立した子夫婦が近くの棟に住んでいる、などのケースもあります。
まさに、多世代「並立型」のまちになっています。それだけ若葉台が住みやすいということでもあるでしょう。そして2025年問題が現実になったいま、大切なのは、自分の身の処し方を自分なりに、そして最低限にしてもどう助けを借りてここで人生をまっとうできるかということでしょう。
ここは、手探りででも、若葉台のまちの住民として一人ひとりが考えていかなければいけないことなのでしょう。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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