「愛の、がっこう。」10話 カヲルをつき飛ばした父がカヲルの純粋で一途な目に気づき、将来のアドバイス的なことばを残して去る・・・
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

カヲルを張り倒した父が自分に向けられた、カヲルの一途で純粋な目に負ける…。父、やっと正気をとりもどした?
「愛の、がっこう。」第10話
第9話で、失望のあまり心を閉ざしてしまったような父・誠治((酒向芳さん)に話しかける愛実(木村文乃さん)がやさしかったですね。
普通プイとして口もきかなくなると思うのですが。
「私ね、もうパパの思うように生きられないと思う。
でもそれは…パパを尊敬してないこととは違う」
やはりかたくなな父。なんにも学んでないと思っていたけれど、妻と娘の言葉は密かに心に残っていたのでしょうか。

また川原(中島歩さん)に会って、ハッパをかけようとしたら、逆に諭されてしまう始末。川原にまでこんなにお説教されるとは…(笑)
そして家では、妻に、
「愛美もわたしも、あなたの持ち物じゃありません」
とまで言われてしまいます。
そしてついにある決意のもと、愛実の住まいに押しかける父。
引き離しにいったのか、カヲル(ラウールさん)がどんな青年なのか確かめに行ったのか。部屋に入るなり意味もなく電子レンジの扉を開けてみたり。いったい何がしたいのでしょうね。
カヲルの一途さに負けた父?
そして、カヲルを見て侮辱し、挑発し、押し倒した。乱暴に殴りかかってくるかと思ったが、カヲルは倒れたまま手を震わせ、大きな目でまっすぐに父を見上げます。
このときのカヲルの心境は…?想像すると心が痛みます。その見上げる表情がまた、素晴らしかったですね。演技というものを超えて、心打たれるものがありました。
幼いくらいの純粋さと、情念、哀しみ、そんなものがカヲルの本質であり、魅力だと思うのですが、その目をまっすぐ向けられて、父も何かを感じたのでしょう。もしや、この青年はどこか見どころがあるかも…と。
逆に大声をあげたり、殴り返していたら、父は決して許さなかったでしょう。
父の渾身の説教
そして父は、思わず言います。
「おまえに努力ができるか」
「今から専門学校に入ってでも、学び直したらどうだ」と。
いやはや、この言葉には驚きましたねえ。
捨て台詞のようでいて、実はすごいアドバイス!さすが愛美の父親、エリート…そして、意外にあっさりと(笑)去っていく。
人生には逆説が多くて、自分にとって嫌なことを言ったりやったりするひとが、実は人生の最大の師(__;)であったりします。もがき苦しむ中に、人生を転換する大きなチャンスが隠されていたりするのも人生の不思議ですね。
川原某と百々子が気になる
川原も、百々子(田中みな実さん)の前で愛美への気持ちを告白できるくらい、素直な人になれた。愛美とカヲルに接する中で、川原某の何かが変わった…?
最高の悪役(笑)だったお父さんは、愛実の独立をうながし、カヲルに学びへのやる気を出させます。
こういう人生の不思議を見せてくれるのも、このドラマの素晴らしさかもしれません。
次回、最終回ですが、どうなるのでしょう。純粋な二人になんとか幸せになってほしい。
二人で花火を見るシーンは、ぜったいありそうですね。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので目を通していただけましたら幸いです。