「倍売れる細見を作ってまいります!」と蔦重。そのためには、いいものを半値でつくる。さらに花の井から伝説の瀬川名を襲名するという助けも
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

2月16日の大河。
「倍売れる細見を作ってまいります!」
と、宣言した蔦重(横浜流星さん)。
そのためには、いいものを半値でつくること。
意地悪な地本問屋たちに負けるな。
そこからの蔦重は工夫に工夫を重ねる。ここのところ、ほんとうに編集者らしい。聞き込み、市場調査、マーケティング、全部入っているのがおもしろい。
そして、たどり着いた結論が、懐に入れてもちやすいくらいに薄い細見。この辺り、現代でも参考にできそう。

極めつけが、健気で気っぷの良い花の井(小芝風花さん)の言葉。
「花魁が名跡をついだときの細見が、バカ売れするんだよ」
これ、と見せてくれた紙に、
「花の井 あらため瀬川」とあった。
驚く蔦重!
五代目瀬川の襲名となれば、たしかに吉原細見は爆売れするだろう。
が、瀬川というのは、20年前に自害した花魁の名前。
心配する蔦重に向かって花の井は明るく言う。
「瀬川をあたしが幸運の名跡にすればいいさ」
なんというやさしさ、なんという気っぷの良さ・・・涙
実際の花の井も、美しさと教養をあわせもつ伝説の花魁お言われ、五代目瀬川を名乗ります。
この人の身請け後の話なども、本になって,熱烈に‼ 読まれていたようです。
ここにも蔦重がからんでいたのでしょうか。
花の井は、当時のアイドルで、女優さん的人気者だったのでしょう。
というわけで、今回も花の井の美しさと男気にまいってしまった回でした。

次回、鱗形屋さん(片岡愛之助さん)が、娑婆に戻ってくるみたいですね。チラッと映った顔がかなりやばい。
どんな復讐を考えてるのか・・・。コワいですね!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
2025-02-17 by
関連記事
「海に眠るダイヤモンド」最終回。家の庭を朝子との約束のコスモスで埋めていた鉄平。毎日どんな気持ちで海と端島を見ていたのだろう 願わくば花の下にて春死なむ~この和歌が現実のものになるとは。残された誰袖が哀れすぎる・・・べらぼう第28回「佐野世直大明神」 べらぼう23回、花魁 誰袖(たがそで 福原遥さん)の健気さがあわれを誘いました。松前廣年(ひょうろくさん)にだまされないで! 石原慎太郎氏、記者会見では照れて「裕次郎の兄です」と話す場面も。三島由紀夫氏との対談のテーマは「なんのためになら命を捨てられるか」 政治資金パーティーの問題について、岸田総理は「火の玉となって取り組む」と答えたそうです。このことば、なぜか違和感がある。
コメントを残す