密かに見ていた「わたしの宝物」は托卵がテーマのドラマ、見応えがありましした 

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

画像は、「わたしの宝物」公式Xからお借りしました

「わたしの宝物」は托卵がテーマのドラマでした。 

密かに見ていたドラマ「わたしの宝物」が19日に最終回を迎えました。

「托卵をテーマにしたドラマ」とどこかで見たので、そうだろうなあ、と思っていたらやはり、最後は夫(田中圭さん)が、妻(松本若菜さん)と妻の産んだほかの男性(深澤辰哉さん)の子を引き受ける展開になりましたね。

夫は商社マンでいかにもエリートサラリーマンという感じでした。仕事のストレスを家に持ち帰って妻に対して不機嫌な状況が続き、寂しい妻がふとバスに乗って育った街の図書館に行き、そこで中学の後輩だった男性に出会うという…そういう展開です。

このドラマに出てくる人はみんないい人で、でも夫も妻も仕事での重荷や寂しさをかかえていた。
やがて妻は妊娠し、「栞」という女の子が生まれます。

妻の生んだ赤ん坊を見て、夫は感激のあまり涙を流します。初めて夫が人間らしい感情を見せた瞬間でしたね。

一家は赤ん坊を挟んで幸せに暮らしますが、やがて夫は赤ん坊が、ほかの男の子だと知ります。栞を可愛く思いつつ、離婚を決意し栞への、執着を捨てようとする夫。
そして、妻と栞が、後輩の男性と対面できるように仕向けます。

栞ちゃんは僕の子ですね

「栞ちゃんは僕の子ですね」と尋ねる後輩の男性。
それに対する妻の答えは、「いいえ」でした。
「栞はわたしの子です」
驚く男性。
ここ、素晴らしい場面でしたね。
このドラマ重苦しいところもあるのですが、妻がフラつかない。

「この子がいる限りわたしは強くいられる」
そんな妻の気持ちがドラマを引っぱっていた気がします。

商社マンの不機嫌な夫は子煩悩の父に。そして、次に妻の背信を知り苦悩する夫に。そして、最後には、離婚届を出しに行く妻を必死で止める男らしさ(今はあまりこの言葉は使わないんでしたね(__;))を見せました。

妻を引き寄せ、赤ん坊を抱く夫。
今の男らしさって、たとえ、ほかの男の子だって、引き受けて愛情をもって育ててあげるよと、そういうところにあるのかもしれませんね。笑

托卵…赤ちゃんに魅了された夫

言いかえれば、エリートサラリーマンで仕事一筋だった夫は、赤ちゃんの力で人間らしさを取り戻せたとも言えます。

「托卵」というか、赤ちゃんの魅力と生きようとするその力には、何物もかなわないいってことですね。

「源氏物語」の重いテーマのひとつがやはり、「ほかの男の子ども」です。源氏物語絵巻にも、正妻三の宮の産んだ不義の子を抱く源氏の複雑な表情を描いています。

「わたしの宝物」のファミリーも、きっとこれからいろいろな困難があるでしょうが、托卵でも何でも、命を育むという幸せには何物にも代えがたいものがあります。そういう意味で幸せな結末だったと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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