「義母とのどんな思い出も、エメラルドの指輪がぜんぶ浄化してくれる」と知人
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
皆さんは大事なものってありますか。もちろん家族が一番大事で、あとは仕事とか、力を入れてるボランティアとか、いろいろあると思うんです。
わたしの叔母は着物が大好きで、高価な着物とか帯とかたくさん持っていました。でも、高齢になってからは着る機会もなくて、部屋着のようなものばかりで気の毒でした。着物も虫干ししたりしなかったのでだいぶ傷んでしまったみたいです。私も母経由で少し分けてもいました。
またジュエリーの好きな方とか、ブランドもののバッグをたくさん持っている方もいらっしゃるでしょう。かつてそんなの集めても・・・と思っていましたが、形として残っているのはやはり意味があるようです。
それが身近な人のものなら、さらに嬉しいでしょう。
友の指に輝くエメラルドの指輪
25年前ほど前に、一緒にアメリカ旅行に行った年上の友人は夜ベッドにちょっと腰掛けて話しながら、指をひらひらさせて素敵な指輪を見せてくれました。
大きなエメラルドの回りを沢山の小さなダイヤが取り巻いた美しい指輪でした。
「素敵ね」
「いいでしょう」
友人はいいました。
「これね、主人の母親からもらったのよ」
「そう」
「あたしはもう付けないから、あなたがしなさい、って。不思議ね。意地悪されたり、いろいろあったけど、これを見てると、嫌な思い出も全部どうでもよくなるの」・・・と。
こういう話しはとてもいいですね。
友人は、夫の方ともいろいろあって、お姑さんとも決してうまくいっていたとは言えないのですが、指輪を介してそんな嫌な思い出は消え、いつか懐かしいものに変わったようです。
心より物が勝っている?
無意識のうちに、人は物に心を託すことがあるようです。
結婚指輪のダイヤの大きさにこだわったりするのも、相手の心がそこに象徴されている・・・と考えるから?
自分の身に翻って考えればお金にもオシャレにも縁のない生活だったので、着物はもちろん、装身具というのもほとんど持っていません。
清貧な生活だったのよ、と自慢するほどの潔さもなくて高齢になって身辺を見回しふと寂しく感じることがあります。
家族に残せるものってなんだろう、・・・と考えたりもします。
私がブログを毎日書き続けているのも、物もお金もないので、せめてこれを読んで母の思い出に浸ってください・・・という、そんな邪心めいたものなのかもしれませんね 汗:
今日も拙ブログに来てくださりありがとうございました。
ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。