アート系やオーガニックなどの活動をしている人の移住が口コミで増えている二宮団地

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。


湘南最西端の二宮団地が〝さとやま〟の魅力生かし団地再生

JR東海道線二宮駅からバスで10分ほどのところにある二宮団地。約50年前、平塚や東京などで働く人のベッドタウンとして、神奈川県住宅供給公社によって開発され、多くのサラリーマン家庭が移り住んできました。

けれど世代交代が起きて、様変わり。都内や、神奈川県内の工業地帯に通う人はほとんどなくなりました。

東京から1時間圏内なのにキーワードは「さとやま」

いま東京23区内は人口増加が進み、逆に郊外では人口減少が起こっているといわれます。

郊外で育った第2世代の子供たちは、便利な都内に移り住み、ベッドタウンは静かにその役割を終えようとしているようです。小学校の児童数も減り、団地内の空き室も増えています。

そんな中、数年前から、二宮団地を開発した神奈川県住宅供給公社が小学校区内の住民に働きかけ、「湘南二宮 さとやま@コモン」という再編事業をスタートさせました。

キーワードは「さとやま」です。

なぜ「さとやま」なのかというと、開発の際に、斜面地の緑を残したことで、小田原につながる豊かな緑のゾーンをつくり出しているからです。

自然の豊富さに加え、海にも山にも近く、二宮駅から、都心へ電車で1時間という交通の便利さも魅力です。

温暖な気候を生かし、オリーブの栽培も試みられています。 そして、この数年二宮団地には新しい動きが起きています。それは、アート系の表現をする若い人々が集まり始めていること。

きっかけは地元不動産屋さんの2代目若社長

現在、アート系やオーガニックなどの活動をしている方の移住が、口コミで増えているとのことです。

活動の中心になっているのが、地元の不動産会社の2代目社長、宮戸淳さん。一度地元を離れましたが、「幸福の本質が二宮にある」のに気がつき、地元に戻って父親の会社を継ぎました。現在、まちおこしにも高い関心を持っています。

また、10年前に茅ヶ崎から移住し、二宮の空き家を利用して小さなパン屋「ブーランジェリー・ヤマシタ」を始めたのが山下雄作さん。宮戸さんがその相談にのったのがきっかけで、この出会いからさまざまな活動がスタートしたそうです。

その後も、口コミで広がって、空き家を利用してアートやオーガニック系の活動をしたい、という人が続々と移住するようになりました。


前から、二宮団地の取り組みが気になって、拙著「若葉台団地 夢の住まい、その続き」でも紹介させて頂きました。それは、こちらの団地の取り組みが条件はいろいろ違っても、若葉台にも参考になることが多いのではないかと思えたからです。

これからも、二宮団地を注視していきたいと思います。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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