2日のべらぼう うつせみの足抜けとそれを助ける新之助、失敗して連れ戻された二人をまっていたのは…。瀬川もついに心を決めて

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2日のべらぼう うつせみの足抜けとそれを助ける新之助、失敗して連れ戻された二人をまっていたのは…。

2日の大河では、うつせみ(小野花梨さん)の足抜けと、それを助ける新之助(井之脇海さん)の様子が描かれていました。

 ※うつせみは、源氏物語でおなじみの女性。源氏からのしつこい求愛をするりとかわして逃げる神秘的で知的な女性です。今回のうつせみさんとキャラが似てるかどうかはわかりません(__;)

遊女が自由になるには、年季明けを待つか身請けしかありませんでした。うつせみの身請けにたしか3百両といっていたような気がします。今で言うと1千万近くになるのでしょうか。普通の侍や町人にかんたんに出せる額ではありません。

和楽から(十返舎一九『青楼絵抄年中行事 夜見世の図』出典:国立国会図書館)

そこで遊女の足抜けとなり、それを助ける者もあとを絶たなかったようです。逃げるにも出入り口は大門のみ。周囲を堀で囲われ、逃亡を防ぐためのお歯黒どぶもありました。どぶに板をかけたという強者もいたようです。

うまく逃げおおせたとしても大抵は途中でつかまってしまいます。そんなことから、いっそのことと心中する男女も多かったそう…哀れです。
今回新之助さんと、うつせみさんも逃亡に失敗してしまいます。

足抜けし、戻された遊女は竹の棒でたたかれたり、吊るされたり、裸で矢賀に出されたり、ひどい拷問をうけたようです。長い年月掛けて人気者の遊女に仕立てた置屋ととしては、足抜けされるなど我慢ならなかったのでしょう。
吉原は一種の治外法権の地、ここには一人の女性としての人権なんてものはもちろんありませんでした。また、吉原で働く男性と遊女との恋愛も御法度。

そんな新之助とうつせみを見ていた蔦重(横浜流星さん)と瀬川(小芝風花さん)は、幼なじみの二人の間に芽ばえた愛を諦めるしかありませんでした。
小判の山と引き替えに、鳥山検校(市原隼人)にひかされていく瀬川が哀れです。

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今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。


 [幸根1]円栂

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