光源氏と頭中将が「青海波」を舞う「紅葉賀」は、宝塚の舞台でも最高の見せ場のひとつで忘れられない。#源氏物語 #あさきゆめみし

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

昨日「源氏物語」のセミナーに行き、講師の方に京都みやげのお菓子をいただいた。「わっかさん」という。

会場が「わっか」なので、偶然でおもしろいね、と笑い合う。

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それから、源氏物語のしおりもいただいた。何種類かの中から、私は「桐壺」のしおり。
隣のかたは、「紅葉賀」を選ばれていた。

「これがなんだか、気にいったのよ」
「いいわねえ、そこ一番華やかですものね」
「そうなの?」
 聞かれて、ちょっと焦った。

「舞台なんかだと、すごく盛り上がる場面よね」
「舞台って?」
「たとえば、宝塚とか」
「え、宝塚?」
「この紅葉賀のところで光源氏と頭中将がいっしょに踊るところ、前半のハイライトっていうか・・・」
 急に20年ほど前の、そのシーンを思い出して胸が熱くなる。
 花組の梅田芸術劇場での「あさきゆめみし」の公演だった。

 とにかくもう、この紅葉賀の場面は夢かと思うほど華やかで忘れられない。

梅田芸術劇場のある梅田周辺は、迷路のように複雑で、
「なかなかたどり着けなくて、地元の人に案内してもらったなあ」

とか、半分ほろ苦いような思い出がいろいろわいてくる。すると年が年なので思わずジーンとしてくる。目頭が潤んだりもするのだ。

「源氏物語」が好きなのは、そんなこともあるのかもしれない。
家のアルバムには、黒の直衣を着て烏帽子をつけたわが娘の写真もある。
ほんとうに不思議な世界だったな、と思う。

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今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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