源氏物語にはもともと「輝く日の宮」という巻があったのでは・・・?という説も。この本の巻末ではその逢瀬の場面にチャレンジしています。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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18日に放送された「どうする家康」23回ですが、瀬名(有村架純さん)がいろいろ動いてましたね。とんでもない恐ろしい展開になりそうでドキドキしてます。

注目は、家康(松本潤さん)最愛の側室、於愛の方(広瀬アリスさん)の初登場でした。

台所に入ってきた家康を思わずどつくという、ハプニングつきでした。それにしてもアリスさんやはりすごいですね。その場が一気に熱いオーラにつつまれてしまいました。この明るさに、家康が安らぎを得たのも納得がいきますね。

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そして今回は、側室の正式の手順を踏もうと、正室である瀬名の築山を訪れます。

笛の演奏も、炊事も苦手と聞いて一瞬言葉を失う瀬名。けれどそこはそれ、瀬名のやさしさ。

「どんなことが好みか?」と聞くと、
「食べることと寝ること、書を読むことです」
 恥ずかしそうにこたえる、於愛。さらに、

「どんなものを読むの」と聞かれ、
「もっぱら源氏物語です」と、さらに恥ずかしそうにこたえる。

「まあ、私もじゃ」
顔を輝かせる瀬名さま。わかります、わかります。好きな本が一緒だと嬉しいですよね。そのあと瀬名さまが、「藤壺との逢瀬は?」と聞くと、「ドキドキします」と、於愛さん。

ところで「源氏物語」には当初、藤壺の宮との逢瀬を書いた巻があったのではないか、それがどこかで失われたのではないかという説があります。

順序として、①桐壺 → ②帚木 なのですが、この間に、藤壺との逢瀬を描いた「輝く日の宮」という巻があったのではないかと。

もしかして、「光る君へ」では、紫式部はこの巻を書いていて、室町時代までは残っていたという設定にするのかと、一寸ばかりドキドキしてしまった私です。

「輝く日の宮」(丸谷才一 講談社)

また、丸谷才一の小説、「輝く日の宮」では、このあたりをミステリータッチでえがいています。

この中では道長が、「完全すぎるより、ぼやけていたほうがいい」と言って、紫式部から預かったその巻を焼いてしまうのですね。

不完全な方がいいのだ、という道長の言葉ですが、これは芸術全般にも、いえ人生そのものにも言えるのかと思い深く心に残っています。
よろしければ、この「輝く日の宮」ぜひ読んで見てください。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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