15日は葵祭ですね。「源氏物語」ではそのすこし前の御禊で「車争い」が起き、六条御息所のプライドがズタズタになりました
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

うらみ、ねたみ、そねみ、そういった感情は、すべて恐ろしいですね。一度そういうものにとらわれると、どんどん暗い淵の底に引きずり込まれていきます。
思い出すのは、源氏物語の葵の上と六条御息所の一件です。
葵祭の「車争い」とは
葵祭の前の御禊の行列に源氏も加わるということになり都は大騒ぎ。六条御息所も華やかな源氏の姿を一目見ようと牛車で出かけていきます。
そして一条通によい場所を確保して見物しようとしていたのですが、そこに少し遅れて源氏の正妻、葵の上の車が乗り込んできます。父の左大臣の権勢をバックに従者たちも大いばり。六条御息所の車の場所に強引に割り込んでいきます。
そこで従者たちの争いになりますが、葵の上はなんといっても左大臣家のお姫様。従者たちもかなり鼻息が荒かったと思われます。停まっていた網代車を半ば強引に立ち退かせます。
これ屈辱ですよね。そうでなくても憎い正妻の車なのですから。
プライドの高い六条御息所には我慢ならなかったでしょう。その怒りの炎はすさまじく、のちのち葵の上の死にもつながり、さらには自身をも焼き尽くすほどのものでした。

六条御息所は当初、サロンの中心となる洗練された知性的な女性として描かれるのですが、のちに紫式部の筆によって、いじめつくされ生き霊にまでされてしまいます。
嫉妬とはこれほど苦しく、醜いものなのか・・・・・・(汗
そしてもうひとつ思うのは、紫式部は自分が知的な女性なのにまるで「そんな頭よさげなひと好きじゃないのよ」といってるみたいに思えます。何しろ清少納言の悪口(冷汗)もさんざんいってますしね。
知的な女性もそうでない女性も、うらみ、ねたみ、そねみに捉えられると、般若の顔になるとそういうことでしょうか。
できればいつもおだやかに、すっきり笑って過ごしたいものですね。
そして、4年ぶりの葵祭が、5月15日におこなわれます。京都御所→下鴨神社→上賀茂神社へと向かう華麗な行列をぜひ一度見てみたいものと思っています。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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