幻の女性ピアニストユタ・ヒップ。「デア・オールド・ストックホルム」は圧巻です。けれど突然姿を消してしまう。理由は謎です。もっともっとしぶとく続けてほしかった💧
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

伝説のピアニスト ユタ・ヒップ
よく「才能をのばそう」とか「個性を育もう」といいますが、その人の成功にとって才能の部分はどれくらいあるのでしょうか。
だいぶ前、ユタ・ヒップという女性ピアニストのことをブログに書きました。
繊細なピアノの音色が素敵な、才能あるジャズピアニストでした。
特に「デア・オールド・ストックホルム」は素朴で郷愁に充ちていて、どこかバッハを感じさせるような品の良い演奏でした。
けれど30代前半で突然演奏をやめてしまったのです。
なぜでしょう。
ひょっとしたら才能があり過ぎて、逆に先が見えてしまったのでしょうか。それで、もういいや、と思ってしまったのか。
才能のある人ほど、自分の才能を過小評価する傾向があるように思います。
残念ですが、芸術の世界でも長く続けていくには、才能と同時にしぶとさや、コツコツと積み上げていく鈍くささ、あきらめの悪さ、それに胆力が必要な気がします。
そういう人が力を伸ばし、最終的に他の人がたどり着けない高みに上れるのではないでしょうか。
学問や、会社勤めでもそれはきっと同じでしょう。素直さ、まじめさより、嫌われるくらいのしぶとさ、諦めの悪さ、そんなものが、その人を成功に導く気がします。
けれどそんなことに気づくのは、残念なことに社会人になってからだいぶしてから・・・(__;)
しぶとく、図々しく
だから、いい子になりなさい、素直になりなさい、はい、と返事なさい、などと子どもにいう必要はない。何より大事なのはコツコツと積み上げていく粘り強さを身につけさせることではないでしょうか。
才能のある人が途中で見切りをつけて、放り出してしまうのを見るのは本当に悲しいですね。

もう少しピアノを続けてほしかった、という気持ちから、
ついついこんな押しつけがましい話になってしまってすみません。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。