「愛の、がっこう。」Tverで初回を見直してみました。いつから二人は、たがいの愛に気づいたのでしょうか・・・?
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

「愛の、がっこう。」Tverで初回を見直してみました。
いつから二人は、たがいの愛に気づいたのでしょうか・・・?
先週最終回を迎えた「愛の、がっこう。」ですが、
いつから、たがいに好きになったのか気になって、第1回をTverで見直してみました。
担任の愛実(木村文乃さん)に、ホストクラブまで押しかけられ、もう愛実のクラスの女子高生には「会いません」という誓約書を書かされることになったカヲル。
面倒そうな顔をして、その場で書くのを嫌がり、あとで郵送するというカヲル。面倒そうな顔から、億劫がってるだけと思い込んでいました。
億劫そうな顔は怯えだった
けれど見返してみて、チラッと紙に走らせる視線に怯えがあるのを知りました。
このときから、カヲルのラウールさんが役に入り込み凄い演技をしていたことに気がつきました。不誠実そうで実は怖がっていた。そんな表面と内側の差をとてもていねいに表現していることに今更ながら驚きました。
まじめさとストーカーが同居する愛実
そして、愛実ですが、最初の海に飛び込むところをもう一度見て、あ、そういえば愛実って意外にエキセントリックな女性だったのだ、と思い出しました(__;)
しかもその後、1年間家に閉じこもっていて、父親の口利きでやっと母校の教師になれる。取り繕って教師をしていても、生徒たちは、そんな愛実の殺伐とした心を感じとっていたのでしょう。
とどめは、父親の会社関係の男と見合いし、好きでもないのに結婚しようとしたこと。愛実の心は砂漠のようにカラカラだったのです。
そんな中で、カヲルと出会い劇的な変化を遂げます。
誓約書と健気に格闘するカヲル
屋上で誓約書を書くときになって愛実はカヲルが、書きたくないのでなく、漢字が書けないのだと知ります。そして、一字一句教えるなかで、はじめて必要とされる喜びを味わったのでしょう。
そして、カヲルの照れた表情の中にあったのは、初めて自分に誠実に、丁寧に向き合ってくれる人がいる、それを知ったことの喜びでした。
1回目に見たときは分からなかった。今回それに気がついて感動しました。
それから、これも気がついたことですが、1回目で愛実は、黒板に啄木の和歌を書いて「大」について解説してました。
「大をたくさん砂に書いたら疲れて帰ることにした」
こんな感じのことだったと思います。
そして、最終回では、たくさん砂の上に書いたのは、「愛」。
、が入って、はじめて完璧に書けた「愛」でした。
初回と最後はつながっていた。
綿密に組み立てられたドラマだったのですね。
周りの人も好きな役者さんばかりで、作り上げた雰囲気には素晴らしいものがあったと思います。本当に楽しませていただきました。
ひょっとして続編があるのかな、とちょっと期待しています。
このお互いの初めてが、あまりに新鮮すぎて、すでにこのときから「愛」が始まっていたのです。お二人は、自分にさえ気づかない心の内を、演技と感じさせず表現していたことに驚いてしまいました。