終活というと大層なことに聞えますが、自分がいなくなったあと・・・・が残っていると恥ずかしいとか回りの物を少し処分しておこうとか、そんなことでいいのかも

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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終活というとたいそうなことに聞えますが、なんとなく自分がいなくなったあとに・・・・・・が残っていると恥ずかしいとか、そういうことも含まれるのかも知れません。

20年使ってだいぶガタがきていたわが家の冷蔵庫、一昨日から冷凍庫の氷が溶け始め、うまく作動してないのに気がつきました。翌朝は完全に水になっていて、ついにあきらめて新しく購入することにしました。
夫と電器店に行って、そこそこのを決めて帰ってきた翌日、なんと古い冷蔵庫が静かに作動し始めているのです。

「動いてる!冷えはじめてる」

「あ、ほんとだ」
「どうしよう」
思わず夫と顔を見合わせました。

ちょっともったいなかったか・・・とも思いましたが、外はボロボロ、使い込んだ取っ手は錆び、中もなかなか冷えません。しかも持ち手の部分には割れたところがあり、瞬間接着剤で補強したりと満身創痍の冷蔵庫でした。

今日新品の冷蔵庫が届いたのですが、その前に古い冷蔵庫の汚れをできるかぎり布巾で拭い取りました。

「子どもたちを育てるのに、ずっとお世話になったね、ありがとう」
と、そんな気持ちで、われしらずちょっと感傷的になり、子どもたちが小さかった頃のことが頭に浮かんできました。

いつのまにか生活の友というか、心を投影させていたのですね。汚れた冷蔵庫を配送の人が持って行ってくれるときも、さようなら、長い間ありがと心の中に呟いていました。
私はまったく、そういう心根のやさしい人間ではないので、自分でも不思議でした。
こんな風に生きている中では、ものとの別れもあります。


終活というのは、人との間だけでなくものとの間にも別れを作ることなのかも知れません。

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今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。


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