鱗形屋が大阪の版元の「節用集」を、勝手に名前を変えて売り出しご用に。そんな中、意外にも蔦重を助けたのが長谷川さま

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

蔦屋重三郎 山東京伝『箱入娘面屋人魚』より( ウィキペディアから)

9日のべらぼう第6回は「鱗剥がれた『節用集』」。

鱗形屋が大阪の版元の「節用集」を、勝手に名前を変えて売り出しご用に

鱗形屋(片岡愛之助さん)と蔦重(横浜流星さん)が、しきりに相談しているのは青本について。
「おもしれぇ、青本が出たっ!てなったらなぁ…」

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江戸中期、御伽草子、草双紙をのせていた赤本というのがありました。絵とお話で構成されたこの本は、子どもたちに大人気。
それを大人向けにしたものが、萌葱色の表紙をつけた青本です。

そんな経緯もあって、内容的には、ちょっと固い。
おもしろくない・・・とそういうことのようです。どうしたら、読まれるか。常にそれを考えているのが編集者の宿命ですね。

当時の江戸は、人口100万人のマンモス都市。識字率も高く、貸本屋は当時800軒ほどもあったといわれます。なので出版も盛んで、鱗形屋のような地本問屋はなんとか売れる本(ベストセラー)を出そうと必死でした。

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競争が激しい中、資金繰りも大変だったでしょう。鱗形屋が、大阪の版元の「節用集」を、勝手に『新増節用集』と名前を変えて売り出したのも、
「ベストセラーを出すまでのつなぎだ」

と、つい、魔が差してしまったのかもしれません・・・。

蔦重も危うく、しょっ引かれそうになったところを、長谷川平蔵(中村隼人さん)がかばってくれて、危うく難を逃れる。
鱗形屋の不在は蔦屋重三郎にとって絶好の機会となる。それに負い目を感じる蔦重。そこで、
「出し抜いたり、追い抜いたり、世の中そんなもんだ」

と慰めてくださる長谷川様。やさしい。
これまで迷惑ばかりかけられてたのに(__;)

そして、ついに、
「濡れ手に粟餅。ありがたくいただきます」と気持ちを切り替える蔦重。

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いよいよ次回から、思いっきり才能を発揮する蔦重が見られそうです。次々と作家や絵師を発掘しそうですね!

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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