「『亡き王女のためのパヴァーヌ』を聞いていると ぼくは一生ひとりでくらすほうがよかったんじゃないかと思う」(谷川俊太郎)・・・まるで詩の中から曲が聞こえてくるようです。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

詩人の谷川俊太郎さんが亡くなられた。
谷川俊太郎さんの詩集「世間知ラズ」から
ひとりで
「亡き王女のためのパヴァーヌ」を聞いていると
ぼくは一生ひとりでくらすほうがよかったんじゃないかと思う
そば粉のパンケーキを焼いてメープルシロップをかけて
ひとりで食べる自分の姿が浮かぶ
友達なんかだあれもいないのだ
もちろん妻も恋人も
従兄弟の名前ひとつ覚えていない
両親の墓参りは嫌いじゃないが
それはもうふたりとも死んでいるから
・・・・・・・・・・・・・・・
この詩のお陰でラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」を、更に好きになった人も多いのでは・・・。私もそうだ。
詩を読んでいると、音楽を聴いているような気持ちになることがある。
谷川俊太郎の詩のいくつかもリズムがあって繊細で、ときに胸をしめつけられるような気持ちにさせる。そこが音楽と共通している。
次男さんも、谷川俊太郎が好きで、何度か話を聞きに行ったりしていた。今ごろ、京都でこの詩人のことを思い出したりしてるのだろうか。
谷川俊太郎さんが、数日前に亡くなられていたのを知りました。
心よりご冥福をお祈り申しあげます。
2024-11-21 by
関連記事
光る君へ。職場の同僚女房たちが一気に出てきた場面には驚きました。皆さん、すごい迫力。何人かの女房たちを解説します 「誘拐の日」4話。斎藤工さんが今回もつらい役所。望海さんの看護師長はよい人とわかりホッと胸をなで下ろす 笑 WBC優勝おめでとうございます。大谷選手の爽やかな笑顔とチームのみんなを思いやる言葉が心に残りました。このやさしさも強さの理由か。 「都にも恋しき人の多かれば なほこのたびはいかむとぞ思ふ」父の赴任地、越後で亡くなった弟惟規の辞世の和歌。さぞ都に帰りたかったのですね。涙 ひょっとして今のエリートたちは、お坊ちゃん、お嬢ちゃん過ぎて相手のいうことに反対するのを好まない人たちなのかも。
コメントを残す