グールドの弾くバッハ「パルティータ」はさいごに聴きたい曲のひとつ。日本バッハピアノコンクール で金賞を受賞されたこの方の演奏もいい

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

日本バッハピアノコンクール オンライン大会で
金賞を受賞されたという古志野香織さんの
パルティータ2番ハ単調を聴いた。
豊かな音の素晴らしい演奏だった。

けれどなぜか聴いていてどきどき胸騒ぎがしてしまう。
なぜだろう。
豊かな音の美しく力強いバッハだと思う。
けれど、どうしてもグールドの弾く
パルティータと比較してしまう。

なんだろう。どこが違うんだろう。
とても感情豊かに弾かれていて品もある。
けれどやはりグールドとは違う。

グールドのピアノは感情を揺さぶるけれど、
むしろきっちりと力強く弾いている。
音は均一で揺らぎがない。
だから不安はなく、ただグールドの紡ぎ出す
静かで強い音に乗って行けばいい。

そこに精緻な美しい感情が生まれる。

感情を入れ込もうとせずに、感情を揺さぶられる。
やはり天才なんだな、と思う。

グールドがもし曲を作ったら、
モーツァルト並になっていたかも知れない、
と、どなたかが言っていたが、それもうなずける。
グールドが作曲したかもしれない曲を

聴いてみたい気がする。

写真は、バッハのイギリス組曲第五番ハ短調より。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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