中里恒子さんの随筆は手仕事や料理、飼っていた犬のことまで愛がこもっている。焼きおにぎりのところも懐かしい。

こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

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BOOK STAND若葉台で前から気になっていた本を購入しました。
「精選女性随筆集 中里恒子、野上彌生子」 (文春文庫) 小池真理子編になっています。
中里さんは、日本初の女性芥川賞受賞者。
代表作のひとつ「時雨の記」では、中年過ぎの恋愛を描いています。

この随筆の中では料理から繕い物、ペットとの交流にいたるまで、日常の些細なことに深い愛情を注いでいることが感じられます。
手仕事をする喜びをもう一度取り戻せるようで嬉しくなりました。
私たちが今のデジタル社会とかITとかついていけないと思いながら、無機質に漂う中で、確かな手応えのあるものを再び掴ませてくれるようなそんな気持ちにさせてくれます。

私たちが忘れかけている日常の些細な事柄を手元に呼び寄せ、その美しさや楽しさ、豊かさを教えてくれるようです。

懐かしい焼きおむすび

中里さんの随筆の最初のあたりですが、焼きおむすびについて書かれていて、母の作ってくれたのを思い出し懐かしくなりました。

多分あまり作る方はいないと思うのですが、私が子供の頃によく学校から帰ると、母が焼きおむすびを作っていてくれて、その香ばしい匂いにつられて、おやつにいただきました。

中里さんも同じように、お母さまが作ってくれていたようで、焼きおむすびの香ばしさが好きだったと書いていらっしゃいます。

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私も子供たちの学校が夏休みの時などによく作っていました。
遊んで帰ってくると、だいたいお腹がぺこぺこのようで、焼きおにぎりを作っておくとすぐ食べられ便利でした。満足して、夕食までお腹がもって、けっこう重宝していました。

丸めて焼いて焦げ目をつけ、お醤油につけて、また軽くあぶる、と簡単なんですが、友人は、お醤油の中にみりんと七味まで入れ、それに浸してました。

本当に素朴なおやつなんですが、焼きおにぎりは時々食べたくなります。母の味とも言えます。

日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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