BOOKSTAND若葉台の「シニアライフ」コーナーで「老いの福袋」(樋口惠子)を購入し読んでいます
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

樋口恵子さんの「老いの福袋」を、「BOOKSTAND若葉台」で購入。
同書店には、「シニアライフ」のコーナーがあり、そこで高齢者をテーマにした、いろいろな本に出会うことができます。
先日購入した「老いの福袋」には、「あっぱれ!転ばぬ先の知恵88」という副題が付いています。
よく高齢者の弱った状況を、「フレイル」とか「サルコペニア」という言葉でいいます。一瞬、え、なんのこと? と思いますよね。
高齢者の身体の弱った状態を表すことば、といわれても、もうひとつピンときません。
樋口さんはそんなヨタヨタ、ヘロヘロの状況を「ヨタヘロ期」と名付けておられました。これは確かにぴったりですね。
なんとか乗り越えねば・・・みたいな元気な気持ちになります。
団塊の世代が全て75歳以上になるのは2025年。そのとき、認知症の人は700万人に達すると言われています。私たちが80代になった頃、十分な介護が受けられるかどうかは、はなはだ疑問です。また貧困化する可能性すらある。
働けるだけ働こう
そんな中樋口さんが勧めているのは、できるだけ働き続けること。60代、70代はまだまだ働ける。
よく地元で知り合いの人と話します。
「70代はまだまだ元気だから80歳くらいまで働けるよね」と。
皆さん、同意されます。
本の中でも触れられていますが、シルバー人材センターを充実させ、地域で高齢者を生かす道を考えていただけたらいいですよね。
また本の中では、高齢者の気持ちのもちようについても楽しく触れられています。たとえばイヤなことがあったり、苦手な人がいたり、恨んだりしても、そんな「恨みつらみは棚上げしよう」・・・!
「化けて出るぞ」が愉快
たしかに残り少ない人生、そんな負の感情に支配されるより楽しいことを考えた方がいいですものね。それでも気持ちが消化できないときは、死んだら「後から化けてでるぞ」・・・と思うことにしたそうです。
これには笑えました。でもちょっとこわい・・・! 笑
実用的なことから、シニアの気持ちの持ちようまで、気がつけば人生の締めくくりについても思いを至らせてくれる、たいへん味わい深い、ためになる内容になっていました。

今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
ありふれた日常を送る人々の何気ない哀しみやアンバランス感。人生へのしみじみとした手触りを感じさる短編集「当世凡人伝」(富岡多恵子 講談社文芸文庫) あらためて見てみると、純粋すぎる愛っていうのはつくづく怖いものなのだなと。「死の棘 (とげ)」(島尾敏雄) 源氏物語の「六条御息所」は愛が深すぎて生き霊になったけれど。 「おやすみ神たち」(谷川俊太郎 詩 川嶋小鳥 絵) 人には魂があったことに気づかせてくれる詩 「ぼくの小鳥ちゃん」(江國香織)小さくて、気位が高く、ちょっぴり意地悪な小鳥ちゃんと僕との生活 BOOK STAND若葉台さんに、拙著「若葉台団地 夢の住まい、その続き」がおかれていました