就職先を辞めてしまい、ずっと家にいる息子を見ているのがつらい 私は何をしてあげたらいいのだろう?と悩むお父さん

就職先を辞めてしまい、ずっと家にいる息子を見ているのがつらい 何をしてあげたらいいのだろう?と悩むお父さん

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こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。

小学生の子がある日、いきなり
「学校へいかない!」
といいだしら。親の心配は例えようもないだろう。

この人生案内のお父さんの家の場合、息子さんは大学卒業後に企業に就職したのだけれど、間もなく辞めてしまい、その後2年間家に引きこもっているという。

なぜ辞めたかは、きっとひと言では、いえないわけがあるのだろう。

ご両親の胸中は察するに余りある。衝撃、苦しみ、焦り、哀しみなどの感情が次々と沸き起こっているに違いない。

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うちの家族にも会社に就職して2週間ほどで、ドロップアウトしてしまった子がいる。話を聞いてみると、一日中社長のドライバーになって、助手席から指示されたり説教されているのが耐えられないという。
ひと昔前の親ならきっと、
「そんなの、わがままだよ」

「我慢できないことを我慢するのが、我慢なんだ」
と、めんめんと説教し、社会の厳しさを教えたかもしれない。

でも、自分だって、ものすごく嫌な人と一日中運転席と助手席に座って、嫌な話をずっと聞かされていたら、神経がまいってしまうだろう。だから、最初の驚きや怒りが消えると、何もいえなくなった。

息子は繊細な子なので、随分つらい思いをしていたんだろうな、と思ってしまうのだ。そして、その分かってしまうことがいいのか悪いのか・・・。本当は、ものすごく怒って、
「働かないなら、家を出なさい」
くらい言わないといけないのかもしれない。気持ちを分かってやろうとするのと、怒りや焦りとの間で親の気持ちはゆれ動く。
このお宅では、お父さんはものすごく心配しているけれど何も言わない。お母さんの方は、
「こういうところに行ってみたら」

「アルバイトしたら」
とか、いろいろ言いたくなる。この気持ちもよくわかる。ずっと家の中に閉じこもっていたら、外に出られなくなるのではないかと心配しているのだ。


お父さんとしては、デリケートな部分を傷つけたくないので、そっと見守っていたい・・・。きっと、正答を出せる人なんて、日本中に一人もいないだろう。

それは息子さんの心の問題だからだ。息子さんが自分で考え、心の置きどころを決めなければいけない。それは見守っている家族の試練の時間でもある。

自分の天職の見つけ方

わが子の話にもどせば、その後もちょっと不安定な状態が続いた。しばらくして、
「やりたい仕事がある」
と宣言し、それから学び直しをして、願っていた仕事に就いている。

天職だったのかもしれない。前はあれほど暗い顔をして仕事に行っていたのに、今は家を離れ、見知らぬ地での慣れない仕事にも愚痴ひとつこぼすでもない。
遅まきながら成長し一人前の社会人になったのだろう。

きっと10代、20代で立派な社会人にな人もいれば、30代、40代で一人前の社会人になる人もいるのかもしれない。ひょっとしたら、ずっと死ぬまで悩み続ける人もいるのかもしれない。けれど、やはり、それも人生だ。
人は生きる中で、自分の本質に気がつく。生きるということは日々、自分がどういう人間なのかを確認することでもある。

人の運命は99.9㌫成功しない?

岡本太郎は、
「人間の運命というものは、99.9%が成功しないものだ」
といっている。そう考えれば、失敗でも良いではないか。こんな絶望的な言葉が意外と人を救ってくれるものだ。

さらに人の運命や行動を変えられるのは、その人自身しかいない。潮が満ちてくるように、息子さんが内面の声に耳を傾けて、自分の人生の向かう方向にしっかり歩んでいってくれればと願う。

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今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。

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