高齢者の役割とは、美しい日本の伝統や心を後進につないでいくことかもしれませんね。
こんにちは、ゆきばあです。毎日ブログを更新しています。
9月27日は、安倍元総理の国葬の日でした。各国から多くの要人が武道館を訪れ近くに献花台も設けられました。
花を捧げる人の列が、3キロ以上にわたって続いていたそうですから、すごいですね!
一方、国葬反対デモも行われていたようです。テレビそのほかの映像を見てますと、デモの中に白髪の人の姿が結構目立つようです。
皆さん、それぞれ主張があるのでしょう、また、ご自分の行動が社会のためになる、と考えて行動されているのだろうと思います。
また、70歳以上の人こそ、社会をよくする運動をすべきた、そうやってどんどん若い人を啓蒙すべきだ、と主張している人もいます。
きっと、かつて社会を動かしてきた人々には、今の社会が未熟に見えて仕方ないのでしょう。そして正義感から、それを正すべきだと考え、誘い合ってデモにも参加されるのでしょうか。
成田悠輔さんの「22世紀の民主主義」
そんな心情はわかりますが、社会のことはそろそろ若い人たちに委ねてもいいのでは・・・とも思います。
この前読んだ成田悠輔さんの著書、「22世紀の民主主義」には、1人あたりの選挙権の重みは残り年齢を加味してもいいのでは・・・というような意見が出ていました。斬新ですね。笑
私は高齢者ですが、この意見に割に賛成です。
また最近よくいわれる言葉に、シルバー民主主義というのがあります。これは政治家も有権者も高齢化すると、選挙をおもんばかり、高齢者におもねる政策ばかりが行われる弊害を表した言葉です。
シルバー民主主義とは
シルバー民主主義とは日本でできた言葉らしいですが、他の国でも似たような弊害が起きているようです。
「政治がゾンビ化した高齢者に占拠される」と成田悠輔氏。
そこまで・・・とは思いますが今日の映像で見たストの中に、白髪の人がかなり目立つので一寸気持ちがざわついてしまいました。
心に残る菅元総理の弔辞
そんな中、菅元総理の弔辞が心に残りました。それは、こんな言葉で始まります。
「80日が過ぎました。あれから朝が来て日は暮れてゆきます・・・あなたという人はいないのに時は過ぎる・・・」
まるで美しい詩のようですね。さらに、安倍さんの読みかけだった本からの引用で、
「かたりあひて 尽くしゝ人は 先立ちぬ 今より後の世をいかにせむ」
という歌を紹介していました。これは山縣有朋公が伊藤博文公を偲んで詠んだものだそうです。
政治信条や考えは違っても、故人を偲ぶ心情とはこういうものなのでしょうか。
菅元総理の弔辞、心に深く残りました。
私たち高齢者のしなければいけないこととは? それは、菅元総理の弔辞のように先人の思いや心を記憶の中から引き出して、後進に伝えていくことではないでしょうか。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。ほかにも日々の思いを書いていますので、目を通していただけましたら幸いです。
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