ツグミ団地の人々
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2024年01月16日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩12〉
横のボックス席に座った男女が話している。「いい加減、みんな引っ越していけばいいのにね」「限界団地っていわれてるらしいな」「おお、怖い...
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2024年01月11日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩11〉
二人は散歩の帰りで疲れていたので、ぼーっと座って温かい紅茶を飲んでいた。 里子が、ふいに二人の方を見ていった。「隆史君は元気ですか」 ...
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2024年01月08日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩10〉
磨りガラスの外側に、ドアにもたれるようにして人が立っているのが見えた。そしてよく見ると、しわくちゃのおばあさんの顔が、精一杯店の中の...
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2024年01月04日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩9〉
「あら、里子ちゃん、めずらしい」澄子が素っ頓狂な声をあげた。妻が下の名で呼ぶのは、だいたいが隆史と同級かそれに近いような者に対してだ。...
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2023年12月30日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩 8〉
一時間もせずに彼らはその家をあとにした。「あの子は、ほんとにバラ作りの名人ね」 後ろから澄子が話しかける。「そうだな」彼は気がなさそ...
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2023年12月26日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩7〉
「ずいぶんよく咲いているな」 彼はティーカップを口から離すと出窓の外に咲き誇るバラに見惚れながら言う。息子が父親の方に向き直り、息を整...
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2023年12月22日
ツグミ団地の人々〈二人の散歩6〉
商店街の外れで和菓子を売っている店に立ち寄り、店主の老人に大福餅を十個ほど包んでもらった。「おみやげにちょうど良いわね」「で、やっぱ...
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2023年09月08日
ツグミ団地の人々 〈小鳥が逃げた18 了〉
あまりに寂しかったから、奈々の結婚式の日に自分は茂夫の幻覚を見たのだ。そう思って奈々にはもちろん誰にも話さなかった。 夏になると、...
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2023年09月04日
ツグミ団地の人々 〈小鳥が逃げた 17〉
式の途中から茂夫がいなくなったことが信じられず美佐子の心の奥にわだかまりのように残っていた。 それから一週間ほどたったある日、見...
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2023年08月30日
ツグミ団地の人々 〈小鳥が逃げた16〉
たがいに話しかけられないまま、硬直した姿勢で金屏風の前の新郎新婦ばかりを見ていた。数分が過ぎ、やがて友人知人のスピーチが始まった。それ...
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2023年08月24日
ツグミ団地の人々 〈小鳥が逃げた15〉
藤本家の親族席の寂しさに比べて、隣のテーブルは賑やかだった。 茂夫と久人の兄弟は、同じ私立大学のラブビー部だった。そしてなぜか久人が...
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2023年08月20日
ツグミ団地の人々 〈小鳥が逃げた 14〉
席が空いてしまったな、まぁ、仕方がないかと美佐子は思った。 式が滞りなく終わり、人々は披露宴の会場に向かった。父親のいない寂しさが...


